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先義後利

ビジネスで最初に考えるべきは、自らの利でなく、社会貢献すなわち義です。

孟子いわく

およそ2400年前の古代中国で、思想家である孟子が、道義を優先して利益は後回しにすべき旨の「先義後利」を訴えました。この格言は今もなお折に触れて経済界で言及されています。

ところが、こうした英知を学ばず、自社の利益を第一とし、顧客を軽視した結果、むしろ損失を被るケースが後を絶ちません。特に、収益を増やそうと新製品の開発に臨み、「義」でなく「利」ばかり考えて失敗する企業を多く見ました。

時代を牽引するGoogleも先義後利を実践するイノベーターとして知られます。その革新的な検索やマップ等も顧客にとっての利便を先に考え、広告などでの収益化は後で考えたそうです。高収益企業ほど義を最優先し、本質を見失いません。

イノベーションを起こす思考法である「デザイン思考」も顧客への共感から始まり、「先義後利」を実践します。こうした新しい思考ツールにも土台として古代の知恵が生きているのは感慨深いですね。

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爆竹
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