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問題解決の基礎
思った通りに成果を上げられない等、私達は仕事で様々な問題に出くわします。そんな時に「問題解決」の基礎を押さえていれば、どの様な問題でも、目指すべきゴールへの道筋が見えてきます。
問題?課題?
問題とは何でしょうか。目標(ゴール)と現状との差(ギャップ)が問題と定義されます。例えば年商で2億円の目標に対し、現状が1億円ならば問題です。と言う事は、目標に加えて現状が明確でなければ問題は見えません。私達は問題を見過ごし勝ちです。
広義の「問題」は、次の様に狭義の「問題」と「課題」に分けられます。
問題:もう現状で目標の未達が確定 …発生型
例)年商で'22年の目標2億円、現状'22年を終えて実績1億円
課題:まだ現状で目標の達成が未定 …設定型
例)年商で'25年の目標5億円、現状'22年を終えて実績1億円
発生型の問題は事故対応、設定型の課題は予防措置と言えます。
問題解決の5つのプロセス
問題解決で定石となるプロセスは次の5つの順です。
①問題/課題の特定:目標と現状から問題もしくは課題を定める。
②要因の分析:①の問題の原因もしくは課題をクリアする為の要因を枝分かれ式に洗い出す。
③対策の立案:②で挙げた個々の要因に対して対策を立て、期限のある計画を組む。
④実行:③で立てた計画を優先度の高いものから実行する。
➄検証:④の実行について成否を検証する。
このプロセスの肝は②の要因分析です。①の問題を定めた後、②を飛ばし、③の対策に走る例が多い為、トヨタ自動車は「暗闇で鉄砲を撃つな」と戒めます。問題の要因が明るみにならないまま思い付きの対策を進めてはいけません。トヨタ社は②で「なぜ」を繰り返して分析します。それが生産性で競争優位に立つ秘訣です。
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