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新事業創出とイノベーション

気候変動、自然災害、パンデミック、戦争・テロ、情報革命・DXなど、先行きが不透明な時代なのに、これまでと同じ様に仕事をしていて本当に大丈夫?

ロールフィルム

既存事業にすがらない

「このままだと当社は存続できない」との危機感を示す経営者は多いですね。どの業種にも新たな顧客の価値を捉えたライバルが生まれるので、激しい競争にさらされた企業は安泰としていられません。

そうした新たな事業の在り方を研究した第一人者クレイトン・クリステンセンは「変化のペースは顧客が司る。ついていけないと悲惨な結果を招く。」と語りました。

 

企業の生命線である新事業の創出は、イノベーションによって起こります。イノベーションとは技術革新と訳される事が多いのですが、その本意は経済学者シュンペーターの言う新結合(これまでにない組み合わせ)です。

かつてカメラは静止画の写ったフィルムを写真屋で現像しましたが、このフィルムとカメラの新結合であるデジタルカメラに変わり、自宅で印刷する様になりました。その後デジタルカメラは携帯電話に組み込まれてスマートフォン機能となり、アナログな印刷よりもSNS投稿が主となります。

このカメラの2度にわたるイノベーションはわずか十年程で実現し、倒産・撤退する関連企業が数多くありました。既存事業にすがるのは危険です。

生き残る為のキーワード

世界のイノベーションを牽引する企業と言えば、iPhone等を打ち出したApple社ですね。その株式時価は2023年になっても300兆円を超え、日本の国家予算を上回ります。イノベーションは企業価値そのものでしょう。​

そのAppleの礎を築いたのは言わずと知れた天才スティーブ・ジョブズですが、彼は「イノベーションが先駆者と追随者を分ける」と言いました。

では、企業価値を高める革新を起こした秘訣は何でしょうか?

それは「Think Different」です。ジョブズは事ある毎に、違う様に考えろ、と言ったそうです。同質性を重んじる日本人は思考回路を変えなければいけません。私達も、生き残るには「違い」が必要です。

更に、彼はいち早くデザイン思考を取り入れ、革新的な製品群を生み出しました。アメリカのビジネススクールへ行くと、最も人気のある講座はデザイン思考なのですが、ようやく日本でも学べる場が増えてきました(名古屋でデザイン思考を学ぶ研修はこちら)。

 

これまで通り、同じで良い、はもう止めて、違う思考に変わりましょう

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