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像のようなポーズ

アドラー × 問題解決

​私達がビジネスでもプライベートでも解決したいと願う大きな問題は、人間関係ではないでしょうか。問題解決のプロセスに沿いつつ、人間関係を重視するアドラー心理学の知見も加え、考察します。

人間関係の問題解決.png

人間関係の問題解決

人間関係であれ、問題解決の入口は①問題もしくは課題の特定にあるので、「他者と自分の関係を良くする」ことを課題とします。他者はビジネスでもプライベートでも構いません。

課題に対する②成功要因を探ると、主体者を他者側と自分側に分けた上、人間関係に影響を及ぼす行動の善(献身など)と悪(傷害など)で分割します(善と悪の行動は更に細分化が可能)。

その③対策案として、他者と自分の善行動には増加策、悪行動には減少策を考え、それぞれに期限つきの計画が立てば、④実行、➄検証を経て関係改善の課題が解決するはずです。

以上、論理思考で導きましたが、更に心理学で深めて行きます。

アドラー心理学

ベストセラー書籍「嫌われる勇気」で取り上げられた著名な心理学者アドラーによれば、対人関係の出発点は他者をコントロールしようとしない、即ち他者の課題に介入しない「課題の分離」です。自分側にのみ焦点を当てます。

だからと言って自分勝手に他者を軽視せず、私達は恩恵の深い社会であらゆる他者と「共同体の意識」を持つのが肝要です。

​共同体の意識は、「他者への信頼」と「他者への貢献」だけでなく、「自己の受容」からも強化されます。背伸びせず、卑下もしない、ありのままの自分を受け入れた人が、社会で運命の共同体である他者を信頼し、貢献する事こそ、関係を築く秘訣です。

治療中の若い男
アドラー×問題解決.png

問題解決へアドラー編入

入口の①課題は「他者と自分の関係を良くする」で変わりません。

課題に対する②成功要因は、自分側にしかなく、他者をコントロールしようとしない「課題の分離」に執心しつつ、「共同体の意識」を強化します。

その③対策として、「他者への信頼」と「他者への貢献」のみならず「自己の受容」を組み込み、一年の行動計画を立てましょう。例えば、他者への信頼は「怒らず感謝を伝える行動」、他者への貢献は「家事や援助の行動」、自己の受容は「一日を振り返り自分を観察・記録する行動」等を計画します。

後は、④実行、➄検証(適宜、③計画変更へ戻り)を経ます。

この課題解決に従って私も行動計画を進めた所、効果を実感しましたので、ぜひ皆様も役立てて頂けたらと思います。

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